統合失調症

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統合失調症の治療法

統合失調症の治療には、「外来治療」と「入院治療」があります。
中でも「薬物療法」が大きな柱となっていますが、金額が高い、副作用があるなど、さまざまな問題点もあります。
その他の治療法も、病相の急性期や慢性期などの時期に応じて変わってくるため、治療法は専門医に相談することが重要です。
「薬物療法」の副作用には、「パーキンソン症候群」、「便秘」、「眠気」、「体重増加」、「低血圧」などがともなうことがあります。
また、統合失調症の患者に「抑うつ症状」や、「強迫症状」が併発している場合などには「抗うつ薬」、不安症状が強い場合には「抗不安薬」、不眠が強い場合には「睡眠薬」を併用することもあります。
それから、治療法には「心理教育」があります。
薬物療法で陽性症状が軽減しても、患者は自分が精神疾患に罹っているという自覚(病識)を持たないことがあります。
病識不足は、服薬の自己中断から再発率を上昇させることがあるため、病識を持つことを理解する援助として心理教育を行うことが望ましく、患者だけではなく、家族の援助(家族教育)も行うことがあります。
その他にも「作業療法」、ソーシャルワーカーが自宅を訪問する「デイケア」など、さまざまな治療方法があります。

統合失調症治療中の状態

統合失調症の治療が進むと、陽性症状は時間の経過によって改善することがありますが、それとともに陰性症状が目立ってきます。
陽性症状が強い時期に、幻聴から逃れたいという妄想から自殺をする患者もいますが、陰性症状しか見られなくても、思考が短絡化し、少しの不安でも耐えられずに自殺してしまうことがあります。
統合失調症の予後については、近年、増加している精神障害者による犯罪などから、未だに偏見が持たれています。
しかし、科学的な長期予後調査では、約3割の患者が元の生活能力まで回復しており、約5割の患者は軽度の残遺症状を持ちながらも、生活能力が若干低下する程度に安定し、約2割の患者は中等度から重度の残遺症状を残し、生活に支障をきたしているという結果が出ています。
これは、薬物療法がなかった時代に比べると、かなり向上しているといっていいのではないでしょうか。
病型別では、一般的に、緊張型や妄想型は、幻覚妄想などの症状の方が抗精神病薬に反応しやすいため、予後が良く、破瓜型や単純型などの陰性症状は、治療の効果が得られにくいため、予後が悪いといわれています。